アストロ爺のブログ

星と自然に乾杯!

ぎょしゃ座 sh2-223~sh2-228(超新星残骸)

銀河祭りに入りましたが、ここで冬の忘れ物を。

ぎょしゃ座にはまがたま星雲をはじめ様々なHⅡ領域の星雲や星団が散在しており、星撮りにはたまりません。しかし、いずれもその特徴を引き出すのはなかなかむずかしい。特にsh2-223~sh2-228の超新星残骸の付近は星が密集しており星雲の形が分かりにくいですね。

2026/01/16-18 ぎょしゃ座 sh2-223~sh2-228(超新星残骸)
AM5 FMA180 ASI2600p LPS-D1 BIN2 0℃ Gain160 300sec 44枚、
Gain300 300sec 22枚 Siril PI GraXpert Lightroom SI9 他
兵庫県 猪名川町

天の川の真っただ中なので星がうるさいのは仕方ないことです。この辺はまがたま星雲の上(北)に当たります。アノテーションでカタログ名を、星消し画像で星雲の形を見てみるとこんな感じになります。これだけたくさんの超新星残骸がかたまっているというのは、一体過去に何があったのでしょう?連鎖反応ってあるのでしょうか?

左が星消し画像、右がアノテーション画像

北にある特徴的な超新星残骸までの距離は、sh2-223が26,000光年、sh2-224が14,700光年ですす。我が天の川銀河内では比較的遠い位置にありますので、それぞれ広がりはsh2-223で530光年、sH2-224で235光年とされています。思ったよりも大きいようです。

この中でも。一番北にある小さなsh2-224はお船の上にカタツムリが乗ったような形で、部分的に青いところがあって、私にとっては大好きな星雲です。これだけクローズアップしても面白いかもしれません。

これらの星雲はとても淡く、通常の光害カットフィルターで描き出すのは大変難しいのですが、実は標準的な光害カットフィルターであるLPS-D1を使ってしまいました。そのため、二晩粘ってカメラの感度をそれぞれ変えて撮影したものです。

しかし、二晩続けて晴れることは稀で、この時も二晩目は22枚しか撮影することができませんでした。星雲画像が淡いせいなのかPixinsightは途中でギブアップしました。仕方ないので、寛大なSirilでコンポジットを行い、両方を行き来しながらの処理になりました。そのため手持ちの画像処理ソフトを目いっぱい使っての処理になりました。

画像に問題があってPixinsightがギブアップすることはよくあります。だいたいは天候の影響なのですが、私の場合、そんな時はSirilでコンポジットしています。あとはいつもの要領でPixinsightで処理をすることができます。

本来ならばこういう天体は、Hα、OⅢ波長の半値幅の狭いフィルターで、長時間露光することで比較的簡単に浮かび上がってきます。今思えばL-Ultimateで撮れば良かった!

画像処理もそれだけ難しく、先延ばしして半分諦めかかっていました。このままいくと夏になってしまい没になりますので、気をとり直して慌てて仕上げたということです。忘れ物にならなくてよかった。

危なかったー・・・

りょうけん座 M94(渦巻銀河、フェイスオン銀河)キャッツアイギャラクシー

春は銀河祭りですね?!

我が太陽系は天の川銀河の中にあって、銀河の外の世界を覗き見るには制限があります。天の川に銀河が少ないのは、その方向に銀河が少ないのではなく天の川の塵やガスに邪魔されてよく見えないということのようです。

春の夜の方向は銀河の自転平面に対して鉛直方向になるので、天の川内の見える天体の数が少なくなります。当然塵やガスの量も少ないので晴れ上がっています。いわば天の川に空いた穴から外の世界を覗いているようなものです。星が少ない、星雲が少ないと嘆くのではなく、天の川銀河の外を覗ける絶好のチャンスなのです!

りょうけん座は銀河の宝庫みたいな領域です。その中にあってとても不思議な銀河はコレ!二重三重のハロが取り巻くM94の姿を見ると、過去にいったいどんな壮絶な出来事があったのかと想像したくなります。調べてみると、スターバースト銀河とのことですので、過去の大きな衝突によってできた構造のようです。どうしてこのような形になったのかということの明快な説明がなされていません。地球から1450万光年離れたところにあり、比較的近い銀河と言ってよいでしょう。

2026/02/21-22 りょうけん座 M94(渦巻銀河)キャッツアイギャラクシー
AM5 S200RC ASI294MCp CBP gain120 0℃ 180sec 26枚 300sec 18枚
兵庫県 猪名川町

街中の自宅からも撮影を試みましたが、一番外側のハロが上手く炙り出せません。大型の鏡筒で長時間撮影された画像では、外側のリングも渦巻状になっており恒星の集まりのようです。多段階露出とHDRで細かい模様も出せないかと頑張ってみました。ちなみに街中で明るめの光学系で撮ったのがこちらです

2026/02/17-18 りょうけん座 M94 (渦巻銀河)
AM5 GS200RC ASI294MCp DTD 0℃ 60sec 120枚 120sec 30枚 180sec 20枚
PI GraXpert Lightroom Si9 他
大阪府 池田市

こうして比べると、似たり寄ったりで外殻のハロを引き出すのはとても難しく、私にとっては苦手な銀河の一つです。もっと露出すればうまくいくのでしょうか?結果的には露出不足なのだと思います。街中はDTDフィルターで決まり!と思っていましたが、ASI294MCproとの組み合わせというのは良くないのかもしれません。

今年の銀河はこれでいきなり躓きました。

既にメジャーな銀河はひと通り撮ったので、撮るたびに段々難しい対象になっていきそうです。当初、銀河はどれも似たようなもので面白くないと思っていました。なんのその、どんな銀河の中にもまた違う文明があるのではないかと思うと感慨深いものがあります。

苦労が続きそうです・・・

 

 

地上の星、宇陀市の又兵衛桜

いきなり星以外の題材で、何を血迷ったかと思われるかもしれません。春の今頃は毎年地上の星と題して乱れ咲く花々を撮影しております。夜に見る桜と星のコラボもとても素晴らしいものです。

ちょうど2年前の今頃、奈良の神野山の駐車場で撮影をしていました。近くに遅咲きの桜があって見事に花開いていたのを思い出します。

撮影場所は駐車場なので真夜中であっても車の往来が激しく、ヘッドライトに照らされてとても気がかりでした。

2024/04/10 桜と北斗七星
PentaXK1Ⅱ Samyan14mmf4.0 ISO1600 20sec 200枚
Sequator PI Lightroom GraXpert SI9
奈良県 神野山

しかし、処理して見るとご覧のように仕上がりで記念すべき一枚となりました。今では桜を照らしてくれた訪問者たちに感謝しています。与えられた境遇を受け入れることの大切さを実感した一枚になりました。

さて、同じ奈良ですが、ところ変わって宇陀市の又兵衛桜は関西ではとても有名です。4月初めにニュースではそろそろ満開という報道でしたので、今年こそははと意を決して4月3日出かけてきました。10年ほど前の訪問者の話では4月12日が満開だったということですから、今年はずいぶん早いようです。花見客がとても多く、平日でも近隣は渋滞が予想されるとのことでしたので、電車とバスを乗り継いでの小旅行になりました。案の定多くの人だかりで、遠くからでも又兵衛桜だとすぐにわかりました。

周囲の人の大きさと比べると、又兵衛桜の威容が分かります

屋敷の石垣の角に植えらた結果、雪崩れるような枝ぶりが見事

石垣の角でなんとも危なげ

大勢が又兵衛桜を中心に取り巻いています
周囲の桜や桃、水仙などが咲き乱れて、まさに桃源郷!

奈良県の保護樹に指定されており、樹齢300年の枝垂れ桜です。ここはは後藤家の屋敷跡で、大阪の陣で活躍した戦国武将・後藤又兵衛に因んんで名づけられました。これだけの長い間地域に守られて今日に伝えられていることにも感動を覚えますが、その咲き誇る姿はまさに地上の星です!!

このブログを書いていて後藤又兵衛の逸話を思い出してしまいました。後藤又兵衛は日本一の槍使いであり、大坂の陣でも豊臣方として大活躍した戦国武将です。大坂夏の陣で家康は真田幸村の奇襲を受け、籠に載って逃げだしました。後藤又兵衛が外から槍でつき家康はそのまま絶命しました。籠はそのまま南宗寺(大阪府堺市)に入りそこで葬られたという伝説があります。爺はその話を確かめるべく南宗寺まで出向いて家康の墓を実際に確認してきました・・・ありました!

真実は分かりません・・・そのあと家康は天下人になったのではなかったの・・・?

 

 

 

Seestar S30proついに登場

待ちに待ったSeestar S30proが2月末あたりからユーザーに届き始めているようです。最終的に爺もZWOの先行予約販売価格$549の誘惑に負けて1月末に発注しました。決断が遅かったので、3月下旬の配達となりました。3月3日の皆既月食を狙っていたユーザーも多かったのではないかと思いますが、悪天候で活躍できなかった方は残念だったこと思います。

さて、S30proが来たらぜひ撮ってみたいと思っていたのがこちらですが、もう既に季節は春ですので露出時間が稼げません。そのせいもあって、撮影中にオリオン座が山の端に沈み始めたので、木々のシルエットが写ってしまいました。さすがに広い範囲がカバーできるようになり、可能性が広がりました。

2026/03/21 オリオン座 M42と馬頭星雲
SeestarS30pro DBP 30sec 110枚 PI Lightroom GraXpert 他
兵庫県 猪名川町

オリオン大星雲や馬頭星雲だけを拡大したのがこちらです。少し赤が強い気がしますが、なかなかいけてますね。

オリオン大星雲と馬頭星雲を切り出してみました

背景が少しのっぺりしているのは、ストレッチ中にモザイク斑が現れたのでトーンカーブでシャドウ側の底上げをしたせいです。シャドウクリッピングでも良かったのかもしれませんが、全体の輝度を変えずにプレビューしながら処理できるのでやりやすいと思います。本来ならばM42周辺は分子雲領域ですので背景のモヤモヤをもっと表現したかったです。ちなみに問題のモザイク斑とアプリでデノイズされた画像がこちらです。

アプリでデノイズ処理された画像(左)とストレッチで浮き上がってきたモザイク斑(右)

モザイク斑が残る星消し画像には背景の分子雲のモヤモヤが見えています。これだけハッキリとモザイク斑が現れるとABE、DBE、MGC、GraXpertなどでも歯が立ちませんでした。露出時間を見ると55minとなっています。1時間弱というのはようやくモザイクの最終部分が撮影完了する時間ですので、斑が発生するのは当然です。それならアプリの画像でも良さそうな気もしますが、少しでも画像の情報を引き出したいと思うのは画像処理屋の習性でしょうか。

3月21日19時過ぎの撮影開始時間のオリオン座は南中過ぎ程度なので、もっと長い時間撮影できたのではと思われるかもしれません。この画像に表示される時間は55minなのですが、実際のモザイク撮影では2時間半くらいかかりました!

撮影中にスタックの失敗も多少はありますが、Seestar本体に保存された画像は110枚ですので、一枚当たり30秒ですから55分は当たっています。ということは平均露出時間は単純に計算すれば、この1/4の15分以下ってことになりますね!?この調子だと少なくとも10時間くらい撮影(総露出時間ではない)しないとまともな画像にはなりそうにありません。それならもっと早く注文すればよかったのに・・・来年ですね・・・。

ライブスタックとは言いますが、ライブモザイクと言った方が良さそうな気がします。何ショットか毎に撮影部位を移動させ鏡筒の安定をとってから露出して位置合わせとスタック処理をしていると思います。実際の露出時間が稼げないのはそのせいだと思い知りました。初代のSeestaS30もモザイクでは同じように撮影時間は総露出時間よりかなり長いと感じていましたが、こんなに長かったでしょうか?

この小さな機材でモザイク合成が同時にできるという機能は、それまで一部のハイアマチュアの画像処理の領域でした。しかし、高度な画像処理が初めてのマニアにも簡単にできるという点で計り知れないほどの恩恵であると思います。ただ、チャンスに少しでも多くの画像を撮影したいと思うのは人情です。遠方に重たい機材を抱えていく苦労を思えば、時間問題くらいは受け入れなくてはいけないのかもしれませんね!?

次にモザイクなしで撮影したのがこちらです。S30では北アメリカ星雲をモザイクで撮っていましたが、これが1発撮りできます。

北アメリカ星雲:62min しし座の三つ子:137min

早いもので、もう3月も下旬に入ると朝方にはさそり座が西に傾き、はくちょう座が高々と上がってきて夏の空に早変わり。それでも、ここの撮影スポットはほぼ氷点下でした。春・夏・冬の天体を一晩で捉えたのですが、春なので夏・冬の天体が1時間程度しか露出できなかったのは仕方ありません。今回のファーストライトではSeestarS30proの実力の一端を垣間見た思いがします。

で、今回の反省と評価ですが、オリオン座下部のような広角範囲の撮影にSeestarS30proでモザイク撮影するには相当の忍耐が必要です。時間と暇がある方はS30proで気長に深宇宙の撮影を楽しむのも一つですが、短い夏の夜の撮影にモザイクは向いていないのかもしれません。これを売り物にするのであれば、なにか改善がなされるべきではないかと思います。せめて、赤道儀モードでは高速化されるのであれば文句なしです。S30に対して、画角が2倍近くになったのだから、S30proの機動性を生かした方がいいような気もしますし、ポータビリティを重視したほうがいいのかもしれません。評価にならなくなりました。

来年のオリオン座下部は今まで通りの機材で撮影するような気がするなあ・・・。

ショーマス彗星(回帰彗星)24P/Schaumasse

しばらくブログが滞っていたので少し時間を戻ることにします。

昨年秋から初冬にかけてアトラス彗星(C/2025 K1)やSWAN彗星(C/2025F2)、レモン彗星(C-2025A6)などの彗星ラッシュで大騒ぎになりました。期待外れもありましたが、レモン彗星は目の良い方には肉眼でも確認できました。また、スマート望遠鏡の恰好の餌食になったと思います。

極めつけは恒星間移動天体アトラス彗星(3I/ATLAS)ではなかったかと思います。この天体は太陽系外から飛来したもので、その軌道などから様々な憶測を呼び宇宙ブーに火をつけたのではないでしょうか。

こうした騒ぎが一段落すると彗星のない夜空がずいぶん寂しいもののに感じていました。すると、回帰彗星のショーマス彗星が見える、というので再び心躍らせてうしかい座の下を行く姿を撮影しました。。

2026/01/31 (うしかい座あたり)ショーマス彗星(回帰彗星)24P/Schaumasse
 AM5 ASKAR120APO 840mm ASI294MCpro CBP
Gain120 BIN2 120sec -10℃ 30枚(1時間)PI Lightroom 他
大阪府 池田市

8年周期で地球に最接近しますが、レモン彗星などとは異なり大き な姿を見せることはないようです。星雲や星団などとは違って華々しい姿を見ることもありません。今回は2026年1月4日が近日点でしたが、1月末になってようやく撮影する機会を得ることができました。10等くらいだったと思いますが、思ったよりも明るく撮影開始するとすぐにもモニターに映し出されたのには感動しました。

24P/Schaumasseはすでに地球から遠ざかる軌道に入っており長いテールを見ることは叶いませんでしたが、1月31日未明、美しいエメラルドグリーンの輝きを捉えることができました。

最近はほぼ毎年尾のある彗星がやってきて話題になりますのでので、ないと寂しい・・・ほとんど病気ですね(笑)

ショーマス彗星、次回は見れるかなあ・・・

 

 

 

しし座 HGC44(局所銀河群)ヒクソンコンパクト銀河グループ

ついに撮るものがなくなって変なものに手を出しはじめたか、と思われるかもしれません。以前からHGCについては興味がありましたが、何しろそれぞれの銀河が小さいのでなかなか手を出しにくかったというのが本音です。半径数百万光年以内に数個から数十個程度の銀河が集まり相互作用していています。中には奇妙な形の銀河もあってそ興味が湧いてきます。銀河の小規模な集まりで、マルカリアンチェーンのような大きな集まりは銀河団と呼ばれます。

それではHGC44の姿をご覧ください。

2026/02/21 しし座HGC44(局所銀河群)ヒクソンコンパクト銀河グループ
AM5 GS200RC 1600mmf8 ASI294MCpro CBP gain120 300sec 0℃ 29枚 PI Lightroom SI9 他
兵庫県 猪名川町

いずれもとても特徴のある異なった形状の銀河です。

星像を見ると光軸が合っていないような感じ、どうしようかな。

我が天の川銀河もアンドロメダ銀河やM33などが含まれる局所銀河団の中の一つです。中でも、天の川銀河とアンドロメダ銀河はとびぬけて大きなもので、他は矮小銀河と呼ばれています。全体では、およそ5、60個の銀河で構成されています。

宇宙では銀河団や局所銀河群の存在は一般的であり、銀河の形や大きさは相互作用の結果と言われています。かつては銀河の形状は進化の結果だとされており、ハッブルの分類がもっともよく知られています。

しかし、近年は銀河の形状は銀河同士の相互作用や衝突によることが、コンピュータ・シミュレーションによって証明されました。今まで勉強してきたことは一体何だったのでしょう?科学とは本来そういうものなのかもしれません。新しい発見や手法で証明されても古い考えを変えないのは科学的な態度ではありません。定説に疑問を持ち続けることが大切だということでしょう。

HGC44の中でもNGC3187は逆S字のような変わった形をしています。過去に隣の銀河の影響を強く受けてこんな形に変形したのでしょう。

上の3つの銀河を拡大すると細かな構造が見えてきます

他にも様々なHGCがあり、1982年にポール・ヒクソンによって100個の銀河群がカタログとしてまとめられました。一度にいろんな銀河が見られるのが楽しみですが、一般的に小さいので大型の鏡筒(ドブソニアンなど)でも眼視ではギリギリではないかと思います。老眼の爺には難しいですが、健康な目が自慢の方は眼視観望に挑戦しては如何?それぞれの銀河の明るさ、みかけの大きさと距離は、NGC3187 12.9等 3.3' 6000万光年、NGC3190  11.1等 4.6' 8000万光年、NGC3193 10.8等 2.9' 1億1100万光年です。定義では直径10キロパーセク程度の範囲となっていますが広すぎでは?

春の寂しいはずの夜空にもこんな壮大なドラマが潜んでいるのですね・・・

 

おとめ座 銀河団マルカリアンチェーン

先月はSeestar S50でマルカリアンチェーンを撮影したのですが、そのクオリティに驚かされました。

2026/02/21-2026/02/22マルカリアンチェーン
Seestar S50 IR/UV 30sec 369枚モザイク(3時間4分30秒)

この画像の表示では露出は155分となっていますが、実際には3時間4分30秒です。155分以後にWi-Fiが途切れて正しい時間の透かし入り画像が得られませんでした。ただし、画像はモザイクなので、撮影時間そのものは4時間以上かかっています。暗い条件の環境だとこれくらいの画像が得られますので、旅行中の本格的な撮影にも充分使えそうです。寝不足にご注意?!

さて、2026/03/11-12は風の中の撮影になりましたが、こういう時には短焦点鏡筒の強みが発揮できます。Seestarでここまで撮れるのならば、もう少し長い鏡筒で大きな素子であればさらに広範囲の素晴らしい画像が期待できます。

というわけで、ED 70SS 320mmf4.5にEOS kiss X6iにノーフィルターの組み合わせで撮った画像がこちらです。

2026/03/11-2026/03/12 おとめ座銀河団マルカリアンチェーン
AM3 ED70SS 330mmf4.5 EOS kissX6i no-filter
ISO1600 120sec 0℃ 60枚 PI Lightroom GraXpert SI9 他
兵庫県 猪名川町

猪名川町は周囲に大きな都市があります。東の空でも短時間露出のノーフィルターだとカブリが大きく、処理に手こずりましたが、色彩はよく表現できたと思います。
考えてみますと、Seestarの鏡筒とはわずかな違いです。やはり、こちらの方が豊かな色合いが表現できたと思います。基本コンセプトが違いますので両者比較すべきものではありませんが、画素数とダイナミックレンジの違いが大きいのでしょうか。
冷却なしのデジカメでもまだまだ現役で頑張れ そうです!